COSMAP連携ソフトウェア
PHOTO EDDYjωとTHERMOの連成ソフトウェア
PHOTO EDDYjωとTHERMOの連成ソフトウェアは、動磁場解析(EDDYjω)と熱伝導解析(THERMO)がセットになっており磁場-熱連成解析を行います。高周波誘導加熱における渦電流の発生、発熱、熱電導までの現象を連成して解析します。それぞれの解析ソルバーは、有限要素法により構築されています。 高周波誘導焼入れの解析には、このソフトウェアと熱処理ソフトウェアCOSMAPおよびCOSMAP高周波焼入れオプションソフトウェアを連動させ解析します。
機能
- 渦電流の発生から発熱までの解析は、PHOTO-EDDYjω、発生した熱の熱伝導解析には、PHOTO-THERMOで解析します。
- 熱伝導解析における各時刻ステップにおいて、比透磁率および電気伝導率の温度依存性を考慮することができます(強連成)。
- 熱伝導解析の最初の時刻できまった発熱密度のみ使用することも可能です(弱連成)。
- 熱伝導率・比熱の温度依存性を考慮することができます。
- 物性ごとの発熱総量[W]を出力できます。
特徴
- EDDYjωとTHERMOが一体となっているため発熱密度の受け渡しがファイルを介さず自動で行われます。
- ICCG法を使っていますので計算が速いです。
- 有限要素法を使っているので解が安定し、初心者でも安心して使えます。
- PHOTOシリーズ専用プリポストプロセサGRADEと一体型になっているため、データ作成、解析、結果処理が一連の操作として行えます。
- PHOTO-Seriesの中で誘導加熱、熱伝導解析に絞り込んだモジュールなので低価格で高機能を実現しています。
モジュール構成
- EDDYjω:2次元・軸対称および3次元モジュール
- THERMO:2次元・軸対称および3次元モジュール
動作環境
- OS:Windows XP, Windows 7
- メモリー:1GB以上
- CPU:1GHz以上
- プリポストプロセサ:GRADE
- その他:USBポート、Javaの実行環境が必要です。
開発元へのリンク
このソフトウェアは、株式会社フォトン社が開発したものです。
開発元:株式会社フォトン社 (http://www.photon-cae.co.jp/analysis/yudo/yudo.html)
誘導加熱によるシミュレーションの適用例
歯車の加熱解析
<